ファイルを誰かに送るとき、「ギガファイル便」と「UploadF」のどちらを使えばいいのか迷うことがあります。
どちらも無料でファイルをアップロードして、発行されたURLを相手に共有できるサービスですが、得意としている用途には違いがあります。
特に、大容量の動画などを送りたい場合と、画像や書類を手軽に共有したい場合では、選ぶサービスが変わってきます。
この記事では、ギガファイル便とUploadFの特徴を比較し、それぞれどのような人に向いているのかを詳しく紹介します。
先に結論からいうと、次のように使い分けるのがおすすめです。
ギガファイル便は、公式サイトで「1ファイル300GBまで」の大容量ファイル転送に対応していることが案内されています。会員登録不要で利用できるため、動画など容量の大きなデータを送る用途に向いています。
一方、UploadFは1ファイル200MBまでという制限がありますが、1回につき100ファイルまで同時アップロードでき、保存期間を1か月から無制限まで設定できます。大量の写真や書類などを継続的に共有したい場合に便利です。
| 項目 | ギガファイル便 | UploadF |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 無料 |
| 1ファイルの容量 | 最大300GB | 最大200MB |
| 同時アップロード | 複数ファイルに対応 | 最大100ファイル |
| 保存期間 | 3・5・7・14・30・60・100日 | 1か月~無制限 |
| パスワード | 設定可能 | 設定可能 |
| スマホ | 対応 | 対応 |
| PC | 対応 | 対応 |
| ドラッグ&ドロップ | 対応 | 対応 |
ギガファイル便の公式マニュアルでは、保持期間として3日、5日、7日、14日、30日、60日、100日を選択できると案内されています。また、ダウンロードパスワードの設定にも対応しています。
UploadFは現在の公式サイト上で、1ファイル200MBまで、1回100ファイルまで、保存期間1か月~無制限と案内されています。
ギガファイル便の大きな特徴は、なんといってもファイル容量です。
公式情報では1ファイル300GBまでのファイル転送に対応しています。動画、音声、デザインデータなど、数GB単位のデータを送る場合には非常に使いやすいサービスです。
アップロードしたファイルにはダウンロード用URLが発行され、そのURLを相手に送るだけでファイルを受け渡せます。
また、複数のファイルをまとめてZIP化する機能や、ダウンロードパスワードを設定する機能も用意されています。
そのため、たとえば次のようなケースではギガファイル便が候補になります。
「とにかく大きなファイルを送りたい」という目的なら、ギガファイル便のほうが適しています。
一方、UploadFが便利なのは、ファイルを短期間だけ送るのではなく、ある程度長く残しておきたいケースです。
UploadFでは保存期間を設定でき、公式サイトでは1か月から無制限まで指定できます。さらに、保存期間の延長にも対応しています。
たとえば、仕事で使う資料を一時的に共有したり、写真を家族や友人と共有したりする場合など、すぐに削除されてしまうと困るファイルの保管先として利用できます。
ギガファイル便ではアップロード時に3日~100日の保持期間を選択し、その期間を経過するとファイルが自動削除されます。
したがって、「数週間後にも同じファイルをダウンロードしたい」「長期間URLを有効にしておきたい」という場合は、UploadFが使いやすいでしょう。
UploadFは1ファイルあたりの容量こそ200MBですが、1回に100ファイルまでアップロードできます。
この特徴は、写真を大量に共有するときに特に便利です。
たとえば旅行で撮影した写真を50枚、100枚まとめて共有したい場合、1枚ずつアップロードするのは面倒です。
UploadFなら複数ファイルをまとめて選択でき、PCではドラッグ&ドロップによるアップロードにも対応しています。
そのため、「1ファイルはそれほど大きくないけれど、ファイル数が多い」というケースでは、UploadFが候補になります。
スマートフォンからファイルを共有したい場合も、両サービスを利用できます。
ギガファイル便はiPhoneやAndroidのブラウザから利用できるほか、公式マニュアルでもスマートフォン向けの操作方法が案内されています。
UploadFもスマートフォンとPCの両方に対応しています。
そのため、スマホで撮影した写真をそのままアップロードして共有する、といった使い方もできます。
特別なソフトをインストールすることなく、ブラウザからファイルを共有したい人にとっては、どちらも使いやすい選択肢です。
仕事の資料や個人的な写真など、URLを知っている人なら誰でもアクセスできる状態を避けたい場合は、パスワード機能を利用しましょう。
ギガファイル便ではアップロード後にダウンロードパスワードを設定できます。公式マニュアルでも、機密性を高めるための機能として案内されています。
UploadFにもパスワード設定機能があります。
ファイルを共有するときは、URLとパスワードを同じ場所にそのまま記載するのではなく、URLとパスワードを別の手段で相手に伝えるといった運用をすると、より安心です。
UploadFは単純にファイルを置いて共有するだけでなく、画像をアップロードするときに便利な機能も用意されています。
たとえば、画像のモザイク・トリミング・リサイズ・回転・反転・背景透過・透かしなどのオンライン画像編集機能が利用できます。
さらに、カラーコード抽出やオンラインOCR、AI画像学習防止ツールなども用意されています。
そのため、「画像をアップロードして、そのままちょっと加工したい」という用途では、単純なファイル転送サービスとは違った便利さがあります。
複数の画像を扱う場合には、ファイルのリスト化やZIP化といった機能も活用できます。
次のような人なら、ギガファイル便が向いています。
特に大きなファイルを送る場合は、UploadFの200MBという1ファイルあたりの制限があるため、容量を最優先するならギガファイル便が有利です。
一方、次のような人にはUploadFが向いています。
特に「大容量の1ファイル」より「たくさんのファイルを手軽に扱いたい」という用途では、UploadFの特徴が活きてきます。
両方とも無料で利用できるため、「どちらか一方だけを使わなければならない」というわけではありません。
むしろ、送るファイルの種類や容量によって使い分けるのが便利です。
| 用途 | おすすめ |
|---|---|
| 数十GBの動画を送る | ギガファイル便 |
| 大容量ZIPを送る | ギガファイル便 |
| 写真を大量に共有する | UploadF |
| 書類を共有する | UploadF |
| 長期間ファイルを残す | UploadF |
| 画像を加工してから共有する | UploadF |
| 一時的な大容量ファイル転送 | ギガファイル便 |
「ギガファイル便ほど大きな容量は必要ないけれど、写真や書類を手軽にアップロードしたい」という場合は、UploadFを試してみるのもおすすめです。
UploadFは無料で利用でき、PC・スマホの両方に対応しています。複数ファイルをまとめてアップロードできるため、写真や資料などを一度に共有したいときにも利用できます。
また、パスワード設定やファイルの削除機能にも対応しているため、単純な「一度送って終わり」のファイル転送だけでなく、自分用の一時的なファイル置き場として使うこともできます。
ギガファイル便のような大容量転送サービスとは少し方向性が異なるため、用途に合わせて使い分けてみるとよいでしょう。
ギガファイル便とUploadFは、どちらも無料でファイルを共有できる便利なサービスですが、得意な用途が異なります。
「大きなファイルを一時的に送る」という目的ならギガファイル便、「写真や書類などを気軽にアップロードして共有する」という目的ならUploadF、と考えると選びやすくなります。
ファイルの容量や保存期間、利用したい機能を確認して、自分の用途に合ったサービスを選んでみてください。