印刷会社へチラシや名刺、ポスター、冊子などの印刷データを入稿するとき、困りやすいのがZIPファイルや大容量データの送り方です。
メールに添付しようとしてもファイルサイズが大きすぎたり、IllustratorのAIファイルだけでなく配置画像や確認用PDFなど、複数のファイルをまとめて送る必要があったりします。
このような場合は、まず印刷会社の入稿ルールを確認したうえで、必要なデータを1つのフォルダーにまとめ、ZIP形式に圧縮してからファイル転送サービスなどで送る方法が便利です。
特に大容量のデータを送る場合は、メール添付にこだわらず、ファイルアップローダーを利用してダウンロード用URLを印刷会社へ伝える方法もあります。
最初に確認したいのは、「どの形式なら入稿できるか」「何MB・何GBまで送れるか」「どの方法で送るのか」という3点です。
印刷会社によって、Webフォームへの直接アップロード、メール添付、FTP、専用サーバー、ファイル転送サービスなど、対応している方法が異なります。
また、1ファイルだけならそのまま入稿できても、複数のデータや配置画像を使用している場合は、ZIPファイルにまとめるよう指定されていることがあります。
そのため、「とりあえずZIPにして送れば大丈夫」と考えず、注文した印刷会社の入稿ガイドを先に確認することが大切です。
Illustratorなどで作成した印刷データの場合、AIファイルだけでなく、配置画像や確認用PDFなどが必要になることがあります。
その場合は、入稿に必要なファイルを1つのフォルダーにまとめ、そのフォルダーをZIP形式に圧縮します。
例えば、次のような構成です。
入稿データ ├─ flyer.ai ├─ image │ ├─ photo01.jpg │ └─ photo02.jpg └─ preview.pdf
これをZIP圧縮すると、
入稿データ.zip
という1つのファイルにできます。
複数のファイルをバラバラに送るよりも、必要なデータを1つにまとめて送れるため、入稿漏れを防ぎやすいのがZIP化するメリットです。
問題になるのが、ZIPファイルの容量が大きくなった場合です。
印刷用の高解像度画像やIllustrator、Photoshopなどのデータをまとめると、ファイルサイズが大きくなることがあります。
このような場合、メールにZIPファイルを直接添付するのではなく、ファイル転送サービスにアップロードして、発行されたURLを印刷会社へ伝える方法があります。
印刷会社側でも、大容量データについてファイル転送サービスの利用を案内しているケースがあります。
例えば、印刷会社から「ファイル転送サービスをご利用ください」「ダウンロードURLを送ってください」と案内された場合は、その指示に従ってデータをアップロードします。
印刷会社から特定のサービスを指定されていないのであれば、UploadFのようなファイルアップローダーを利用する方法もあります。
UploadFは、PCだけでなくスマートフォンからも利用できるファイルアップローダーです。登録なしでファイルをアップロードでき、複数のファイルをまとめて送ることもできます。
入稿データのZIPファイルを用意したら、UploadFへアップロードし、表示された共有用URLを印刷会社へ伝えます。
例えば、次のような流れです。
印刷会社から指定された入稿方法がある場合は、そちらを優先してください。指定がない場合に、大容量データをURLで受け渡す方法として利用できます。
大容量ファイルを送ることだけに気を取られてしまうと、肝心の印刷データに不足がある状態で入稿してしまうことがあります。
特にIllustratorなどのデータでは、配置画像が別ファイルになっていることがあるため注意が必要です。
印刷会社によって必要な形式は異なりますが、入稿前には次のような項目を確認しておくと安心です。
印刷会社によって仕様は異なるため、上記はあくまで一般的な確認項目です。実際の入稿では、注文先のデータ入稿ガイドを優先してください。
ZIPファイルをアップロードする前に、次の項目をチェックしておきましょう。
印刷会社によっては、ファイル名に日本語や特殊な記号を使用しないよう案内している場合があります。
特に複数の環境を経由してデータを受け渡す場合、ファイル名の文字化けや記号によるトラブルが発生する可能性があります。
指定がある場合は必ず従い、指定がない場合でも、例えば
20260917_flyer_A4.zip company_name_poster.zip event2026_data.zip
のように、内容が分かりやすい半角英数字中心のファイル名にしておくと管理しやすくなります。
印刷データの安全性を考えて、パスワード付きZIPを使いたくなる場合もあります。
ただし、これは印刷会社の運用によって扱いが異なります。
パスワード付きZIPを受け付けていない会社もあるため、「安全だから」という理由だけで勝手にパスワードを設定するのは避けましょう。
パスワードが必要な場合は、印刷会社に対応方法を確認してから設定するのが確実です。
ファイル転送サービスを利用した場合、印刷会社へはダウンロード用URLを伝えることになります。
その際、URLだけを送るのではなく、どの案件のデータなのか分かるようにしておくと、担当者側でも確認しやすくなります。
例えば、メール本文には次のような情報を記載します。
特に複数の印刷物を注文している場合は、「どのデータがどの商品なのか」を明記しておくと、入稿データの取り違えを防ぎやすくなります。
印刷用データには、AIやPDFだけでなく大量の画像を含むことがあります。
例えば、写真素材をまとめて印刷会社へ渡したい場合は、複数の画像をZIPファイルにまとめてからアップロードすると管理しやすくなります。
UploadFでは、複数ファイルをまとめてアップロードできるほか、画像をまとめてリスト化したり、ZIP化したりする機能も利用できます。
画像の整理や入稿準備を一度に行いたい場合にも活用できます。
最近はスマートフォンで撮影した画像や、スマートフォンに保存したPDFを印刷会社へ渡したいケースもあります。
PCを使わずにデータを送る必要がある場合でも、UploadFはスマートフォンから利用できます。
スマートフォンからファイルを選択してアップロードできるため、外出先などでデータを共有したい場合にも使えます。
ただし、スマートフォンで撮影した画像をそのまま印刷に使用できるかどうかは、印刷物のサイズや印刷会社の仕様によって変わります。ファイルを送れることと、印刷に適したデータであることは別なので、解像度やサイズなどは事前に確認しましょう。
印刷会社へZIPファイルや大容量の印刷データを送る場合は、次のように考えると分かりやすくなります。
特にAIファイル、配置画像、確認用PDFなど複数のファイルを扱う場合は、ZIPにまとめておくとデータを整理しやすくなります。
印刷会社から特定のサービスを指定されていない場合は、UploadFのような無料のファイルアップローダーを使って、大容量のZIPファイルをURLで共有する方法もあります。
「メールに添付できないから入稿できない」という場合は、ファイル転送サービスを利用することで解決できることがあります。
ただし、最終的には印刷会社ごとのファイル形式・容量・入稿方法の指定が優先されます。データを送る前に入稿ガイドを確認し、必要なファイルが揃っていることを確認してから送信しましょう。