Blenderで作成した3Dモデルやシーンを誰かに渡したい場合、基本的には.blendファイルを共有すればOKです。
ただし、Blenderのファイルには注意点があります。作成したデータの中で画像テクスチャなどを外部ファイルとして読み込んでいる場合、.blendファイルだけを送ると、相手の環境でテクスチャが表示されないことがあります。
そのため、単純に.blendファイルを送るだけでなく、必要に応じて外部データをまとめてから共有することが重要です。
この記事では、Blenderファイルを送る基本的な方法から、テクスチャを含めて送る方法、ファイル容量が大きい場合の共有方法まで詳しく解説します。
Blenderファイルを送る方法はいくつかあります。相手との距離やファイル容量、保存期間などによって使い分けると便利です。
特に、数MB程度の小さな.blendファイルならメールなどでも送れますが、3Dモデルや高解像度テクスチャを含むプロジェクトではファイルサイズが大きくなることがあります。
そうした場合は、ファイル転送サービスを利用してダウンロード用のURLを相手に送る方法が手軽です。
Blenderファイルを誰かに渡すだけなら、ファイルアップローダーを使うと簡単です。
例えばUploadFなら、PCだけでなくスマホからも利用でき、Blenderの.blendファイルをアップロードして共有できます。
アップロードしたファイルにはダウンロード用のURLが発行されるため、そのURLを相手に送るだけでファイルを渡せます。
ドラッグ&ドロップにも対応しているため、PCであればBlenderファイルをブラウザへドラッグするだけでアップロードできます。
また、無料で利用でき、複数ファイルを同時にアップロードできるため、.blendファイルとテクスチャなどをまとめて共有したい場合にも便利です。
ファイルを一定期間だけ共有したい場合は、保存期間を設定できる点もファイル転送サービスのメリットです。
ここがBlenderファイルを共有するときの重要なポイントです。
Blenderでは、画像テクスチャなどの外部データを.blendファイルとは別に保存している場合があります。
Blender公式マニュアルでも、テクスチャ画像などの外部データは.blendファイルの中に「Pack」して内包できることが説明されています。
つまり、プロジェクトによっては次のような構成になっていることがあります。
この状態でproject.blendだけを相手に送ると、外部テクスチャが相手のPCに存在しないため、正しく表示されない可能性があります。
Blenderで作ったものをそのまま相手の環境でも再現してもらいたい場合は、外部データの扱いを確認してから送るようにしましょう。
外部テクスチャなどを.blendファイルにまとめたい場合は、Blenderの「Pack Resources」を利用できます。
Blenderのメニューから、以下の項目を選択します。
File → External Data → Pack Resources
Blender公式マニュアルによると、Pack Resourcesを実行した後、.blendファイルを保存することで、対象となる外部リソースが.blendファイルにパックされます。
これにより、対応している外部データを.blendファイルの中へまとめられるため、「.blendファイル1つだけを送る」という形にしやすくなります。
ただし、すべての外部ファイルをパックできるわけではありません。Blender公式マニュアルでは、動画など一部の大きな外部ファイルは.blendファイルへパックできないとされています。
そのため、プロジェクトで動画や特殊な外部データを使用している場合は、.blendファイルとは別に送る必要がないか確認してください。
Blenderでは外部ファイルへのパスを相対パスまたは絶対パスで管理できます。外部データを別ファイルのまま利用している場合、ファイルの場所が変わることでリンクが切れることがあります。
そのため、他の人にプロジェクトを渡す場合は、次の項目を確認しておくと安心です。
特に「自分のPCでは正常に表示されているのに、相手のPCではテクスチャがない」というトラブルは、外部ファイルの共有漏れを疑うとよいでしょう。
外部テクスチャや動画など、.blendファイル以外も一緒に送る必要がある場合は、複数のファイルをまとめてZIP形式にする方法があります。
例えば、以下のようなフォルダを用意します。
BlenderProject/
├─ project.blend
├─ textures/
│ ├─ texture01.png
│ └─ texture02.jpg
└─ movie/
└─ background.mp4
このフォルダをZIPファイルに圧縮してから送れば、複数のファイルを一つにまとめられます。
受け取った側もZIPファイルを展開するだけなので、ファイル数が多いBlenderプロジェクトを共有するときに便利です。
ただし、ZIPにしたからといって必ずしもファイルサイズが大幅に小さくなるとは限りません。PNGやJPEG、動画など、すでに圧縮されているデータが多い場合は、ZIP圧縮による容量削減が小さいこともあります。
Blenderのプロジェクトは、モデルだけでなく高解像度のテクスチャやHDRI、動画などを含めるとファイルサイズが大きくなることがあります。
メール添付などで送れない場合は、ファイルアップローダーを利用すると手軽です。
UploadFでは、Blenderの.blendファイルを含むさまざまなファイルをアップロードできます。PCではドラッグ&ドロップに対応しているため、複雑な操作をせずに共有できます。
また、複数ファイルを同時にアップロードできるため、
といったファイルを個別にアップロードして共有することもできます。
「ZIPにまとめるのが面倒」「相手にダウンロードURLだけ送ればいい状態にしたい」という場合には、ファイルアップローダーを使う方法が便利です。
仕事で作成した3Dモデルや、まだ公開していない作品などを共有する場合は、誰でもアクセスできる状態にしないことも重要です。
例えば、共有URLに加えてパスワードを設定できるサービスなら、URLを知っているだけではファイルを取得できないようにできます。
UploadFでは、ファイルをアップロードする際にパスワードを設定できます。
「URLを送る相手」と「パスワードを伝える相手」を分けることで、より慎重にファイルを共有できます。
また、共有が終わった後に不要になったファイルを削除したい場合は、個別ファイルの削除機能も利用できます。
送信前に以下を確認しておくと、受け取った側でファイルが開けない、テクスチャが表示されないといったトラブルを減らせます。
PCで作成したBlenderファイルをスマホから送ることも可能です。
例えば、PCからスマホへ.blendファイルを移した後、スマホ対応のファイルアップローダーへアップロードすれば、スマホから共有URLを相手に送れます。
UploadFはPC・スマホの両方から利用できるため、外出先などでBlenderファイルを共有したい場合にも使いやすい方法です。
ただし、Blenderファイルそのものをスマホで編集する必要がある場合は、ファイル共有とBlenderの動作環境は別の問題になります。ここではあくまで「ファイルを相手に渡す」という目的で利用するとよいでしょう。
Blenderファイルを送る方法は、ファイルサイズや外部データの有無によって選ぶのがおすすめです。
| 方法 | 向いているケース |
|---|---|
| メール添付 | 小さな.blendファイルを送る |
| クラウドストレージ | 継続的にファイルを共有する |
| ZIPファイル | .blendと外部ファイルをまとめる |
| ファイルアップローダー | URLで手軽に一時共有する |
単純に.blendファイルを一度送るだけなら、ファイルアップローダーを使う方法が手軽です。
特に、「ファイルをアップロード→URLをコピー→相手に送信」という流れで済ませたい場合は、クラウドストレージの共有設定などを細かく行う必要がありません。
Blenderの.blendファイルを送るだけなら、ファイルアップローダーやクラウドストレージなどを利用すれば簡単に共有できます。
ただし、テクスチャなどを外部ファイルとして使用している場合は、.blendファイルだけを送ると相手の環境で正しく表示されない可能性があります。
その場合はBlenderのFile → External Data → Pack Resourcesを利用して外部データをパックするか、必要なファイルをZIPなどにまとめて一緒に送るとよいでしょう。
「とにかくBlenderファイルを相手に渡したい」という場合は、UploadFのようなファイルアップローダーを使うと、アップロードしたファイルのURLを送るだけで共有できます。
PC・スマホのどちらからでも利用でき、ドラッグ&ドロップにも対応しているため、Blenderファイルの一時的な受け渡しにも活用できます。