ファイルアップローダー

1~4はみずほが独占:銀行コードに隠された金融再編の歴史

銀行コード一覧(主要行)

  • 0001:旧・第一勧業銀行(→ みずほ銀行)
  • 0002:旧・富士銀行(→ 現在は使われていない)
  • 0003:旧・日本興業銀行(→ みずほコーポレート銀行 → 統合により消滅)
  • 0004:旧・第一勧業銀行(→ みずほ銀行に統合)
  • 0005:三菱UFJ銀行(旧・三菱銀行)

なぜ1~4が全てみずほに?

もし当時、三菱UFJに圧倒的な力があれば、富士銀行や日本興業銀行と合併する可能性もありました。 しかし、実際にはみずほホールディングス構想が早期に固まり、3行の自発的な統合が進んでいました。

背景:2000年前後の「メガバンク再編」

バブル崩壊後の不良債権処理により、以下の三大メガバンクが誕生:

メガバンク構成行
みずほ FG第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行
三菱UFJ FG三菱銀行、東京銀行、UFJ銀行(旧三和+東海)
三井住友 FG住友銀行、さくら銀行(旧三井銀行)

UFJは当時苦境にあった

UFJ銀行は不良債権・内部統制問題を抱え、2006年に三菱東京フィナンシャルグループに吸収されました。 他行を買収する余力はなかったのです。

結論:みずほは先手必勝だった

富士銀行・日本興業銀行は、構想段階からみずほグループへの統合が決まっており、他行が入り込む余地はありませんでした。 結果的にみずほが初動で最大勢力となりました。

2025年 メガバンク勢力図

順位銀行名総資産特徴
1位 三菱UFJ銀行 約370兆円 国際展開、安定性、世界トップ級の信用
2位 三井住友銀行 約260兆円 高収益・法人営業力
3位 みずほ銀行 約210兆円 再建中、システム再構築中

かつて最強だったみずほの背景

  • 第一勧業銀行:リテール・店舗網
  • 富士銀行:都市型・商業金融
  • 日本興業銀行:産業金融

3行合体により、バランス型金融グループとして日本最大規模に。

なぜ今は第3位なのか?

  • 統合後のシステム障害
  • 意思決定の遅さ(旧3行の均衡構造)
  • 海外展開の遅れ
  • コスト構造の課題

例えで見るメガバンクの立ち位置

  • 三菱UFJ銀行:国際的な日本代表選手
  • 三井住友銀行:実力派の勝負師
  • みずほ銀行:伝統校だが一時的に停滞した名門

興味深いポイント

みずほは最初に統合したがゆえに、システム・組織の統合失敗が後の足かせに。 他行はそれを見て段階的な合併を選びました。


とっぷ   ヘルプ   連絡先   🏳️Language  
©ファイルアップローダー